トヨタ自動車と米Tesla Motorsは5月21日、電気自動車(EV)開発と、その部品開発、生産システム、技術に関する業務提携を実施していくことで基本合意した、との発表を行った。
本業務提携に伴い、トヨタはTesla Motorsに対して総額5000万ドルを出資し、Tesla株を保有する。
Teslaは、徹底的なコスト削減を通じて、ユーザーに手頃な価格でのEVの提供を目指す、パロアルトのベンチャー企業であり、現在、米国で、唯一高速道路で走行できるEVを生産、販売にこぎつけている。
本提携による出資金以上に、トヨタの「カイゼン」ノウハウの活用は魅力的だろう。
トヨタといえば、ハイブリッド・カー、「プリウス」を累計250万台販売しており、
トヨタとホンダが、ハイブリッド・カー、
三菱自動車と、日産自動車が、電気自動車
という住み分けになっていたが、
今回の提携は、電気自動車領域の自動車業界企業にとって、衝撃的脅威となる可能性がある。
↓時速100KMまで4秒で到達する、TeslaのEV、「テスラ・ロードスター」
http://globe.asahi.com/feature/090420/03_2.htmlより
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EV領域でいえば、新興国、中国にもBYDがある。
ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが、
エネルギー子会社、 米ミッドアメリカン・エナジー・ホールディングス
を通じて投資している会社である。
08年9月27日、中国の電池・自動車メーカーで
比亜迪股フェン有限公司(BYD)の株式約10%を2億3000万ドルで取得すると公表している。
次世代カー開発については、
各社凌ぎを削り、デファクト競争が今後も継続するだろうが、
これに付随して、市場拡大が期待できるのが、
次世代カーに必要な新規の部材、部品、技術を開発、保有する企業である。
単純なところでは、
次世代カーは、現行車に比して圧倒的に多量のICを使用する。
故に、そこに必要なプラチナ(白金)関連の業界は伸びる。
また、電子制御部材が圧倒的に増加し、
単純計算で、車体重量は重くなる。
重量が重くなれば、いくらClean Techを活用しているとはいえ、
エネルギー効率が悪い。
となると、軽量化につながる技術、部材が必要となる。
今、注目されているのは、炭素繊維である。
鉄より圧倒的にかるく、それ以上の強度を誇る。
飛行機等には使用されていたが、今後、次世代カーが普及すれば、
その市場規模は、飛行機市場の比ではなく、
そのデファクトを獲得した企業には、莫大な収益をもたらす。
次号以降、環境ビジネスについて、投資観点から深く論じていきたい。

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