ダイヤモンド社160万部の大ベストセラー「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだ。
1年以上前から、友人が満員電車通勤の合間(隙間)で読んでいて、表紙があまりにも「オタクっぽい(=今風ではAKB48っぽい?)」ので避けてきた本だったが。
経営書について相応の量を読みこなしている方々には不満は残るだろうし、「何故売れるのだろう?」と思う「レベル」だったかのように感じる。
主人公の「みなみ」が常に持っていたのが「integrity」(書籍内では「真摯さ」)であり、その基準に照らし合わしつつ、ドラッカーのマネジメント記載の金言を実行していくことで、野球部内、ひいては、学校内の問題を解決して行く、という痛快ストーリーであり、まったく「経営」という言葉、事象に興味が無かった方々が、組織マネジメントについて具体的にイメージし、そこに興味を持たせる意味では、「面白い」本なのだと感じた。
(事実、私の妻は、「経営」にはとんと疎いが、同書は没頭して読んでいた)
ビジネス書で160万部、というのは、いわずもがなの「モンスター」である。
通常、10万部売れればベストセラーだ。
SONYのプレステと、NintendoのWiiのゲームプラットフォーム競争に、この「もしドラ」現象を当てはめると面白い。
SONYは、ゲームのコア・ヘビーユーザー向け機能強化に戦略方向性を定め、ひたすら解像度の向上、CPUの機能向上に人的、基線的、時間資源を投下した。
当然、ヘビー・ユーザー人数は限定的であり、ユーザー間の密なリアルな場でディープに難しいゲームで遊んでいるシーンは想定し難い故に、ゲームコンセプトも一人用に比重が寄って来る。
一方で、Wiiは、ライトユーザー向け、或いはこれまでゲーム等した事がない層(主婦や、女性)にもターゲットを広げ、一人用でなく、複数人で遊べるゲームを開発し、広げて行った。
ヘビーユーザー向けゲームでは、リアリティを追求するあまりに多少でも外れると倒せない敵も、Wiiのゲームでは直観的にその方法にスーパーマリオの「ファイアーボール」を投げれば、簡単に的に当たってダメージを与え、倒せる爽快感がある。
現時点でいずれがプラットフォームビジネスとして買っているのか?
明らかにWiiに軍配が上がる。
続く
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